化学は人類の繁栄に役立つ物質を作る学問分野です。 その中には、新しい物質を作り出したり、その性質を調べたり、応用領域を検索したりすることも含まれます。 また、現在・将来にわたる環境、生命、資源、エネルギーにかかわる基本的な問題を解決できる分野の中核をなす分野でもあります。 広い視野を持つ化学の専門家として基礎能力を身につけるために、本コースでは基盤物質化学と機能物質化学の2領域が互いに協力して教育・研究活動をしています。 あらゆる物質を対象とした化学の基盤的教育を行うことで、幅広い学問的教育分野への関心と理解を促すカリキュラムとなっています。 特に、物理と生物学との境界領域にある化学の役割は大きく、これらの高度な教育に重点を置いています。
地球環境が悪化している今日、持続性ある社会の構築のために、高度な省エネルギー技術の開発、省エネルギー型の生活創成、環境調和型技術の創成は、化学を専門とする研究者の責務となっています。 本化学コースでは、これらの社会的ニーズにこたえるべく、化学の専門知識と応用能力を備えた産業界・学術界で活躍できる専門的職業人及び研究者の育成を行っています。